関節リウマチにおけるリハビリ:リウマチの症状と治療

関節リウマチにおけるリハビリ

関節リウマチの治療法には薬物療法,基礎療法,リハビリ,手術療法がある.

治療の中心となる薬物療法とほぼ同時に,リハビリが行なわれる.

リハビリは,症状の改善と,生活の不自由さの改善,つまりQOL(生活の質)の向上を目的としている.

リハビリの内容には,「理学療法」「運動療法」「作業療法」「装具療法」の4つがある.

このうち,関節リウマチの痛みや腫れ,こわばりをやわらげる方法は,理学療法にあたる.

主に温熱,赤外線,超音波,水や氷などの刺激を利用して炎症を抑え,痛みをやわらげる方法だ.

炎症で関節が腫れて痛みも激しい急性期には,症状が出ている関節をサポーターや装具で固定し,安静にしていると腫れや痛みもしだいに治まってくる.

このときには,ぬるめの入浴や手足の部分浴などで関節を温めると,関節の周りの血流がよくなり,痛みやこわばりが軽くなる.

このような温熱療法は,専門機関で行なわれる赤外線や超音波療法,レーザー療法などの電気療法のほかに,家庭でも簡単に自分で行なえるものもある.

入浴,部分浴,ホットパック,蒸しタオル,また温泉療法,温水プールを利用する方法などだ.

朝のこわばりが全身に感じられるときには入浴が効果的である,と,毎日朝風呂に入る患者さんもいます.

しかし,腫れて熱を持っている関節は,冷やした方が気分が良くなる場合も多いのだ.

その場合は,痛みのある関節だけを氷や冷湿布で冷やすようにしてほしい.

温めるか冷やすかは,ケースバイケースで行ないます.

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