関節リウマチ 関節の異変
ちょっと風邪をひいたときなどに,発熱に伴って体の節々が痛むことがあるね.
このように関節の痛みは珍しい病気ではないが,やはりまず気になるのは「関節リウマチ」だろう.
関節リウマチの場合,異変は手指などの比較的小さな関節から始まる.
最初は,じっとしていれば痛みは激しいわけではない.
物を持つ,関節を動かす,ねじる,などの動作をした時に,漠然とした痛みを感じます.
圧痛(押したり圧迫した時に感じる痛み)があるのも特徴的で,熱感を伴うこともある.
初期では,どちらかというと痛みより「はれ」や「朝のこわばり」が目立つことが多く,左右両方の関節に左右対称にあらわれる.
なぜ,朝に関節がこわばるのか,それは炎症によって,眠っている間に体液がたまり,むくむためと考えられている.
始めはなんとなく動かしづらいのだが,しばらく動かしていると,体液が移動するため,徐々にこわばりは治まり楽に動かせるようになる.
長い時間,椅子に座ったままでいるなど,関節を動かさずに過ごした後にも,同じようなことがみられる.
関節リウマチの場合は,朝のこわばりが1時間以上の長い時間続くことが多い.
関節リウマチの痛みやはれは,いつも持続してあるわけではなく,よくなったり悪くなったりを繰り返し,じわじわと進行する.
「今は痛くないが,以前はあった」というような場合は,そのこともお医者さんに伝えるようにしてほしい.
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